INAXシャワートイレの分解清掃

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INAXシャワートイレの分解清掃と脱臭カートリッジ交換

我が家のトイレですが、少し臭いが気になっています。
掃除はこまめに行っているのですけれど。

所謂ウォシュレット部分には脱臭機能が付いていることを思い出しました。
10数年前のINAXのモデルなので、脱臭カートリッジは劣化しているはず。

TOTO製ではないので正しくはウォシュレットではありませんね。以下温水洗浄便座と呼びます。)

 

このモデル用の脱臭カートリッジはまだ販売されているようなので、早速交換することにしました。
交換作業では温水洗浄便座を取り外すので、ついでに分解清掃を行って臭いの元になりそうな汚れも退治してしまいます。

 

温水洗浄便座のモデル

●本体

INAXシャワートイレ New Hシリーズ

型番:CW-H22型

 

●脱臭カートリッジ

品番:CWA-29 

結構カートリッジ高いです。

 

大まかな作業の流れと必要な工具

便座自体の取り外しや脱臭カートリッジの交換方法は、取扱説明書に記載があります。

基本的にはその手順を踏襲して、途中に分解清掃を加える流れにします。

  1. 止水栓を閉じてコンセントを外す
  2. 温水洗浄便座を、便器から取り外す
  3. 分解して外装と内部を清掃する
  4. 元通りに組み立てる
  5. 脱臭カートリッジを交換する
  6. 便器に温水洗浄便座を取り付ける
  7. 止水栓を開けてコンセントを取り付ける
  8. 動作確認 

準備した工具はこんな感じです。

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変わったものは、水栓ドライバーぐらいでしょうか。
幅広のマイナスドライバーで止水栓を回すのに使います。随分前に購入したものが手元にあったので新しく買ったわけではありません。 

後は、掃除道具がメインです。
細かいところを掃除するのに割りばしとか壊れたピンセットとかを用意しました。
基本的に電気製品ですので、掃除に液体洗剤は使わずに流せるトイレ掃除シートのみとしました。

 

止水栓とコンセント

水漏れしないように、止水栓を閉じます。
水栓ドライバーで止水栓を回すだけです。一応元の位置が分かるように、マスキングテープで目印を付けました。

コンセントは感電防止のため絶対に外さないとダメです。今回は横着してアース線はそのままとしました。

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便座の蓋を外す

便座の蓋は特にネジもなく、開閉軸の部分をそれぞれ外側に引っ張れば簡単にはずれます。

説明書にも外し方の記載があります。

 

温水洗浄便座水栓の取り付けネジを外す

便座奥の底面に大きなプラスチック製のネジが左右に2本あります。これで便器に便座が固定されているので、取り外します。

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取り外しにはちょっとコツが要ります。これも説明書に記載があります。

  1. 一旦プラスチックのナット部分を下に引っ張る
  2. カチッと外れたら、回して外す

あとは便座を持ち上げるだけで外すことができます。

 

水抜きとストレーナーの清掃

このままだと温水洗浄便座内部に水が溜まっていますので抜き取る必要があります。

便座左下にストレーナーがあるので、これを取り外しますが、水が漏れてくるので、ストレーナーの下にバケツを置いておきます。

 

もし、止水栓が完全に閉じられていないと、この様にストレーナーから水が噴き出してきます。

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その場合は、水が出てこなくなるまで止水栓を締め込みます。

水が抜けきったらストレーナーを引っ張って外します。

写真は載せませんがストレーナーには汚れやカビが詰まっていて結構汚かったです。きれいに掃除しました。 

 

次に便座を持ち上げて、便器との固定用のボルトを外します。プラスチック製です。
このボルト自体は固定されておらず、気を付けないと便器に落っことしてしまうので要注意。

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右のボルトのさらに右に便座の水抜き栓があるので、ここを回して水抜きします。
ただ、ストレーナー側から水をしっかり抜いたためか、ここからは水が出てきませんでした。

これで水抜き完了です。

※この写真は掃除の後の状態です。掃除前は見せられません!!

 

便器の隠れた場所の掃除

温水洗浄便座を外すと、便座と便器の隙間で隠れている個所の掃除ができるようになります。

汚れが汚れなので写真は載せられませんが、便器側と便座側の両方をトイレ掃除シートを使ったふき取り清掃ですっかりきれいになりました。

この辺の隠れた汚物の汚れも臭いの元になっていたんでしょうね。

 

便座への固定ボルトが取り付けられていた半透明のプレートは取り外し可能です。

プレートが一本ネジで固定されているのでそれを取り外し、右側のロックレバーをスライドさせて、プレートを下に引っ張れば外せます。

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このプレートは取り外して洗剤で洗いました。

 

温水洗浄便座の分解

温水洗浄便座上面の左右のネジを外すと、簡単に便座の上カバーが外れます。
写真の位置のネジになります(これは左。右も同じ場所にあります)。

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便座の上面カバーは一体化されていて、爪で引っ掛かっているだけです。爪は裏返すと見えますので、丁寧に外していきます。

 

上面カバーのセンサーと本体側のプリント基板が電線で繋がっているので、コネクタを外しておくと掃除がやりやすくなります。
 

温水洗浄便座上面カバー内部の清掃

これまた写真は載せられませんが、上面カバー内部にも汚れやカビがありました。
隙間から水分が入り込んでしまうのでしょう。これもトイレ掃除シートで掃除です。

 

温水シャワーノズルの取り外し清掃

本体側の温水シャワーが出るノズルを取り外して清掃します。
ぼかしを入れてますが、この辺は本当に汚かったです。

ノズルはネジ一本で止まってますので、ドライバーで外します。

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電線が爪で引っ掛かってますので、それを外してノズルを持ち上げれば外れます。

上部は黒い導水パイプが接続されています。

この導水パイプはノズル裏側に爪でひっかかってます。これを外したのちに、導水パイプを左右にずらせば取り外すことができます。 

 

洗浄途中の写真です。黒カビだらけでしたが使い古しの歯ブラシなどでゴシゴシこすって綺麗にしていきます。

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写真でぼかしていた、温水シャワーのノズル周辺の本体外装内も相当に汚れています。

割りばしやピンセットにトイレ掃除シートを巻き付けてふき取っていきます。

完全分解して浸け置き掃除したいところですが、面倒くさいので今日は断念。

ここまでくると、ほぼ掃除は完了です。

 

INAXのランプ点滅問題の解消

INAXの温水洗浄便座は、古くなると洗浄強さを表示するLEDが点滅するようになっています(現在のモデルはどうなっているか分かりませんが、古いモデルはこうなってます)。

シャワートイレの「洗浄強さ」のランプが点滅し始めました。何のサインか教えてください。 | LIXIL|Q&A・お問い合わせ

家族一同この状態に慣れているので、だれも気にしてませんが、ついでなのでこの点滅を止めます。

 

ここまで分解できていると簡単です。

基板が見えているので、ジャンパー線をニッパーでカットするだけ。

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脱臭カートリッジの交換

取扱説明書通りだと底面からカートリッジ交換を行うのですが、今回は分解したので内側からカートリッジを見ることができました。

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汚い。汚すぎる。

取扱説明書によると寿命は7年とのことなので、とっくにダメになってました。

それに加えてホコリが詰まって全く機能していない状態だったのですね。

 

新品の脱臭カートリッジはこんな状態。全く違います。

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脱臭カートリッジを上から取り外して、内部を軽く掃除します。

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取扱説明書通りに底面側からセットします。

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作業完了!

あとは元通りに組み立てていきます。

最後に止水栓とコンセントを元に戻せばOK。

LED点滅も解消しています。

 

掃除したばかりなのでトイレの臭い自体は解消した気がします。

脱臭カートリッジ交換の効果があったかどうか?という点についてはしばらく使ってみないと分からないですかね。

 

掃除の手順や脱臭カートリッジの寿命は取扱説明書に記載されてましたので、ちゃんと読んで普段からお手入れしていないとダメですねぇ。反省。

 

今日もお疲れさまでした。