ダクトテープではダメでした
水漏れしていたケルヒャー 高圧洗浄機 K2。
分解してダクトテープで仮補修していたのですが、やっぱりすぐダメになりました。
ノズルのON/OFFで、補修箇所に大きな水圧変動負荷が掛かるようです。
もともとダクトテープは繋ぎの策だったので、ここは別の手段での修理にトライします。
最初に結果を書いてしまいますが、結論としては100%完全に水漏れストップとはなりませんでした。
そこを期待する方はそっと閉じてくださいませ。
完全ではなくても、使える状態にはなりましたので、それでも良かったら参考にしてくださいね。
とりあえず手持ちのパテ レクターシール でお試し
水漏れしていたパイプをケルヒャーから取り外して、エポキシパテで固めて見ることにしました。
レクターシール EP-200 という強力なエポキシパテがありましたので、これでやってみます。
漏水箇所はL字型のパイプ、L字の内側になります。
写真でいうと、左の四角い穴の根元部分にあたります。
ここを中心に説明書通りにパテで固めてみました。
いざ、実験。
結果、ダメでした。
- 水道の水圧だけなら漏れない
- ポンプのスイッチをONして、圧力が掛かるとポタポタ垂れてくる
- 放水ノズルのスイッチをONして、水を出すと止まる
- 放水ノズルのスイッチをOFFして、水を止めるとその瞬間ドバーっと噴き出す
何度か放水のON/OFFを繰り返すとどんどん水漏れがひどくなってきたので、このパテでは耐水圧の性能が足りないようです。
一旦レクターシールは剥がしてやり直しです。
最終手段 FiberFix で再チャレンジ
ネットでいろいろ調べたところ、ファイバーフィックスという万能補修テープが強力らしいという情報が。
ちょっとお高めでしたが早速調達してみました。
色んな種類と入り数があるのですが、失敗も考えて2.5cm幅の3本入りを選択しています。ネット通販だと2000~3000円程度でしょうか。
説明書を見ると、漏水箇所の外側に巻きしろがある程度必要なようです。
それと、強力に固着させるためには表面が滑らかな方が良いとのこと。
そこで、余っているレクターシールを活用してL字の部分をなるべく直線的に段差をなくすように埋めて見ました。
最後はやすりで表面を滑らかにしています。
不格好ですがファイバーフィックスが完全に固まった後はこんな姿に。
2.5cm幅のテープを1本全部巻き付けてます。
カッチカチです。
形がぼってりしてしまいましたが、ケルヒャー内部のスペースは余裕があるのでカバーなどには干渉せず取り付けることができますので問題ありません。
FiberFix の結果
24H放置後に、ケルヒャーに取り付けて確認です。
結果、レクターシール単体よりずいぶん良いですが、結局ダメでした。
- 水道の水圧だけなら漏れない
- ポンプのスイッチをONして、圧力が掛かるとポタポタ垂れてくる
- 放水ノズルのスイッチをONして、水を出すと止まる
- 放水ノズルのスイッチをOFFして、水を止めるとその瞬間じわーっとにじみ出る
漏水箇所なのですが、
- ぽたぽた垂れるのはファイバーフィックスの両端っこ
- じわーっとにじみ出てくるのはファイバーフィックス全面
という感じです。
原因としては、
- ファイバーフィックスを初めて使ったので自分の作業が悪い
- そもそもファイバーフィックスの耐水圧性能を超えている
- レクターシールは無い方が良かった?
色んな事が考えられます。
ただ、ファイバーフィックスを剥がしてやり直すのはとても大変そうです。
最初のレクターシールを剥がすだけでも結構疲れたんですよね。
気を取り直して……
どばどば噴き出していた状態から、ぽたぽたレベルまで良くなったので、この状態で落ち着いていれば実用に耐えそうな感じです。
当面これで様子を見ながら使い続けることにします。
(追記)後日、10分程度×3回 使いましたがポタポタ程度をキープできてます。
結論
ファイバーフィックスは結構高かったのと、あれこれ試行錯誤するのに時間がかかって疲れました。
こういった作業に楽しみを感じる人ならいいですけど、そうじゃないなら
- 保証期間内なら素直にメーカー修理
- 保証期間が切れてても有償修理してもらえるのでメーカーに任せる
これがいいですかね。
身もふたもないですけど。
今日もお疲れさまでした。