背の高いスチールラックの地震対策

震度6弱でスチールラックの突っ張り棒がずれた

またまた地震対策作業です。
今回は天井まで届くぐらいの背の高いスチールラック。

東日本大震災以前からルミナスのスチールラックに純正の突っ張り棒を取り付けて地震対策としていました。

 

これの天井突き当て部分にはネジ穴があって、木ネジで天井に固定する仕組みになっています。
自分はこのねじ止めをせず突っ張りだけを当てにしていました。

 

で、東日本大震災と今回の震度6弱地震では突っ張りがずれて天井の壁紙を破ったり、天井のモール(ケーシング)を削ってしまったりという被害が出たと。

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じゃぁ天井にネジで固定すればいいのか?なんですが、この場合、天井に補強を入れるか、天井の梁に取り付けないとダメなんです。
震度5強を超えるような揺れだと、天井の下地材が耐えられずに壊れてしまうので。
東日本大震災直後は、ここで考えることを止めてしまって今日までほったらかしでした。

 

ちなみにラックの棚はサイズはこのような大型の物。

 

延長の突っ張りポールはこれです。

 

重量があるので脚部はこのオプションを取り付けてます。

 

気休めかもしれないけど対策実施

今回と同じ強さの揺れに耐えビクともしない棚にするには、天井に補強を入れてラックをねじ止めするか、スチールラックそのものを止めて作り付けの棚を作るかなのでしょう。

 

それはわかっているのですが、手持ち材料で気休め対応してみます。

対策はこんな感じで考えました。

  • 突っ張り棒と天井の接地面積を広く
  • 突っ張り棒とモールの接地面積を広く
  • 突っ張り棒が滑りにくいようにする

これで天井やモールの一点に強い力が加わる可能性を減らそうということです。

 

サポート材の切り出し

突っ張り棒をサポート材にねじ止め固定し2本を連結することにしました。
ラック自体の変形を抑えることで天井やモールへかかる力が分散できないかな?と考えたからです。

 

手持ち材料にOSB合板があったので、4枚電動丸ノコで切り出しました。

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切り出した後は、四隅や端面をサンダーで丸く滑らかにします。
多少なりともモールへの当たりを柔らかくということで。

 

ゴム板をクッションにする

これにゴム板を両面テープで接着します。
ゴム板の裏に突っ張り棒をねじで止めるイメージです。

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写真の通りゴム板は少し大きめにしています。はみ出てる部分をモールに突き当てます。

ゴム板の厚みは3mmの物をホームセンターで購入。
今回新しく用意したものはこれだけです。

 

突っ張り棒をねじ止め

OSB合板は厚みが薄いので2枚を木工用ボンドで貼り合わせています。
貼り合わせたのちビスで突っ張り棒を固定します。

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取り付け

ルミナスのラックに取り付けてしっかり突っ張らせれば完成です。

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ラックを手でゆすった際のグラグラ感はあんまり今までと変わらないですね。
ポールの剛性がアップしたわけではないので。

 

ちなみに床側はこんな感じ。
棚に置いた荷物の重量が掛かっているので、こっちは動きにくいのです。

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効果のほどは次回の大地震まで待たないとわかりません。
そんな日が来ないことを祈っています……

今日もお疲れさまでした。