ケルヒャー 高圧洗浄機 K2 の水漏れ修理
ケルヒャーの内部水漏れ故障
黄砂やスギ花粉の季節。
家族が家庭用高圧洗浄機を使って洗車をしていたのですが、「ケルヒャーの中から水が漏れてるよー」という一報が入りました。
水圧に影響は無い様でそのまま洗車はできたようです。
自分が状態を見たところ、その側の黄色いカバーの内側から水が噴き出している感じでした。
パッキンなどが外れている程度であれば直せそうかなと思ったので、とりあえず分解してみることにしました。
購入から数年が経過していて保証期間を過ぎてましたので、ダメ元ということで。
我が家のケルヒャー
モデルは 「K2」という普及タイプの製品になります。
「サイレント」という静音タイプも販売されてますが、そうではなく派手に音がするモデルです。
必要な工具
本体を裏返してみると、カバーの取り付けにはトルクスねじが使われています。
そして、カバーの奥深い位置にねじがあるので、トルクスねじ用のレンチも長いものが必要になります。
残念ながら手持ちに対応できそうな工具はありませんでした。
近所のホームセンターには、セット品の高価なレンチはあったものの、バラ売りしておらず断念。
サイズの合うトルクスねじのビットはあったので、延長ホルダーで対応することにしました。
延長ホルダーに赤色カバーがついてまして(写真の矢印)、これが邪魔でネジ穴に入っていかなかったので、カッターで切って外しました。
これで外装外し用の工具の準備は完了です。
外装カバーを外す
早速目に見える箇所のネジを外していきます。
矢印で示した7か所です。
ところがタイヤが外れない
よく見るとタイヤの影にもネジがあって、ここに工具は入っていきません。
これでは、すんなりカバーが外れそうにありません。
ならばタイヤを外せばいいのですが、取付穴の奥に爪が引っ掛かる形式でねじ止めではありませんでした。
その爪がどうやっても外れなさそうなので、このアプローチは断念。
もう一度外装をよく見ると、タイヤが取り付いているカバー部分と本体は分離しそうです。
タイヤ+下カバーを外す
矢印部分にヘラを突っ込んで、持ち上げます。
ここに爪があるので、グイっと持ち上げて外していきます。
柔軟性のある素材なので、パキッと折れたりせずに、出っ張ったノズル取り付け口を乗り越えて取り外すことができます。
パンツを脱いだような形で、タイヤ+下樹脂カバーが外れてくれました。
隠れていたネジが露出するので、これで最後のネジ2本を外します。
中身を取り出す
特に固定用の爪などはないので、カバーを持ちあげるだけで中身とご対面です。
矢印で示したのホースの先にキャップがあって、カバー取り外しの時に引っ掛かるのであらかじめ外しておくのを忘れずに。
もうネジはありません。持ち上げるだけでポンプ部分が取り外せます。
このポンプ部分だけを使って水漏れ箇所を特定します。
水漏れ箇所探し
取り出したポンプ部分を水道のホースに繋ぎます。
電源は繋ぎません。
圧力をかけるために、ノズルも取り付けます。
ノズルがあると、水の出口がふさがるので内部に水圧を掛けることができる為です。
準備ができたので、水道の蛇口を捻って水圧を掛けてみます。
すぐに見つかりました!
ノズル取り付け口の樹脂部品にピンホールが開いてしまった様です。
細い水が勢いよく飛び出してます。
水漏れを塞ぐ
Oリングの痛みなら直せるかなぁと思って分解したのですが、樹脂部品の穴ということで困りました。
とりあえずの応急処置で、3Mのダクトテープを細く裂いて巻き付けておきました。
テープはある程度時間をおかないと粘着力が最強になりません。
補修が成功したかどうかは翌日に確認することにしました。
修理結果
翌日、もう一度水道に繋いで蛇口全開にしてみると、無事に水漏れは止まったようです。
応急処置ですけど、また漏れたらダクトテープを巻き直せば良いかなということでとりあえずは割り切ります。
今日もお疲れ様でした。
(追記)ダクトテープではだめだったので別の手段で再トライしました