ソフト巾木剥がれの補修

トイレのソフト巾木が気になる

我が家のクッションフロアの床と壁紙の境目にはソフト巾木が貼られています。

ソフト巾木は接着剤で壁紙の上に貼られていますが、経年劣化で少しずつ剥がれて隙間が見えるようになってきました。

 

特に気になってしまうのはトイレです。
座ると目に入ってしまうので、「あ~痛んできてるなぁ」とつい思ってしまうんです。

今年のゴールデンウイーク前半は天気予報がイマイチだったので、DIYで直すことにしました。

 

必要な道具

ソフト巾木の状態が良ければ、剥がれた部分を再接着するだけで行きたいです。
なので接着道具だけを準備します。

  • ソフト巾木用接着剤
  • 接着剤用ヘラ
  • マスキングテープ
  • 雑巾(はみ出た接着剤拭き取り用)

 

ソフト巾木用接着剤

塩化ビニール対応の接着剤を用意する必要があります。

今回はホームセンターで専用品「アイカ エコエコボンド AE-1000」を購入してきました。

 

AE-1000はちょっとした補修作業には量が多いです。
それほど高価な接着剤ではなかったので思い切って購入しましたが。

塩化ビニール対応の速乾性ボンドでも良かったかもしれません。

 

接着剤用へら

接着剤は巾木の端っこまできっちり塗らないとまた剥がれてきます。
ヘラがあるといいですね。

今回は手元にあったパテ塗り用のヘラを流用しました。

 

以前職人さんの作業を見せていただいたときは、カーペットの端切れを巾木の幅にカットしてヘラ代わりに使っていました。
いろんなテクニックがあるみたいですね。

 

状態確認とマスキング

ソフト巾木を一旦完全に剥がして状態を確認します。
クロスがビリビリ破れることも無く、簡単に剥がれます。

ソフト巾木自体は硬化してボロボロとかそういう劣化はなさそうなので、狙い通り再利用できそうです。

黄色い?緑色?のボンドが使われていたみたいで、縦方向(幅の狭い方)にヘラで塗った跡が見えます。

横方向に塗るより縦に塗った方が端まで接着剤が行き渡るのでしょうね。これを真似することにします。

 

ソフト巾木の再接着位置合わせと接着剤のはみ出し対策を兼ねてマスキングします。
これで準備完了です。

 

接着剤を塗布する

接着剤はソフト巾木側に塗布します。
古い接着剤を除去したり壁紙側を均したりはせず、そのまんま行きます。

まずはお試しで小片に塗ってみます。

AE-1000は白いですね。
それと液状なので塗り広げやすく素人にも扱いやすい気がします。

 

ソフト巾木を貼り合わせる

壁紙にソフト巾木を貼りつけます。

はみ出た接着剤は濡らした雑巾で拭き取ることができます。

古い接着剤を除去しなかったせいか、初期接着力が弱く浮いてきてしまいました。

 

接着剤硬化まで押し付ける

浮いてくるソフト巾木を手で押さえているわけにもいかないので、物置から車の雪下ろしブラシを持ってきて押さえつけ道具に使用することにしました。

伸縮式なので長さ調整できてちょうどよかったんです。
突っ張り棚があるともっと良かったかもしれません。

 

完成状態

1時間程度押さえつけましたが、突っ張り棒を外してしばらくすると浮いてきたりします。
接着剤の塗布量が多かったのかもしれません。

接着力が落ち着いたのは3~4時間経過した頃でしょうか。

貼り合わせる前に少し乾燥させてからの方が良かったかもしれません。

 

仕上がりはこんな感じになります。

 

接着剤選定振り返り

今回使用したAE-1000

接着力が強くなるまで結構時間がかかりましたが、塗り広げやすくはみ出た接着剤の拭き取りが簡単で、素人DIYでも扱いやすかったです。

水拭きで綺麗になるので、使用したヘラも再利用可能です。

 

この特徴を活かして、後半の作業ではソフト巾木を剥がさず、剥がれの隙間に接着剤を流し込む形で補修作業を進めたのでずいぶん作業時間が短縮できました。

 

苦労したのは浮いてくるソフト巾木をどう押さえつけるか?という点。

 

剥がしたソフト巾木や壁紙の下地処理をしなかったせいかどうしても初期接着力が弱いのです。

今回のようなちょっとした剥がれであれば、速乾性の接着剤の方が簡単かもしれません。

 

今日もお疲れさまでした。