パナソニック縦型洗濯機のねじを外さない分解清掃

Panasonic縦型洗濯機の蓋取り外し清掃

洗濯機の外蓋の根本や内蓋周辺の汚れが気になってきました。
衣類を突っ込む機械なので、繊維等のホコリが溜まりやすいのですよね。
でも、構造的に入り組んでいるので雑巾などでは掃除しきれなくてほったらかしでした。

洗濯機のモデル

●本体

パナソニック 全自動洗濯機

型番:NA-FR80H8

 

2014年発売開始。特別な機能が無いスタンダードな縦型全自動洗濯機です。

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大まかな作業の流れ

付着したホコリの除去と、こぼれた洗剤を拭き取るぐらいなので、外蓋・内蓋の外し方がわかってしまえば、作業時間は短く済みそうです。
カビもないので特別な洗浄も不要です。

  1. コンセントを外す
  2. 洗濯機の外蓋を外す
  3. 洗濯機の内蓋を外す
  4. 外蓋、内蓋を清掃
  5. 蓋を外して丸見えになった洗濯槽上部を清掃
  6. 内蓋、外蓋を取り付け

 

外蓋の取り外し

間違ってボタンを押してしまうと危険なので、コンセント取り外し後に作業します。

外蓋は根元左右の軸を取り外せば、簡単に取り外せます。
左側にばねが付いてますので、無理やり引っ張らないように注意します。

 

工具はラジオペンチを使ってみました。内側の爪をペンチで挟んでスライドさせると簡単に外れます。
プラスチック部品に金属の工具を使うと、思ったより力が加わり破損させてしまう事があるので、慎重に作業します。

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こんな感じでポロっと外れます。

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右側も同様にラジオペンチで挟んでスライドさせて外します。

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外蓋を両手で掴んで持ち上げつつ、左側のばねを外します。
ばねの先が穴に嵌っているだけなので、左側にズラすと簡単に外れます。
取り付けの時に困らないように、ばねの装着状態はよく覚えておきます。

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内蓋の取り外し

外蓋を外すだけでも、目的の清掃は十分に可能ですが、内蓋もほぼ同じ仕組みで固定されている様なので簡単に外せそうです。
ついでに外してしまいましょう。

 

こちらはラジオペンチを差し込む隙間がないので、マイナスドライバー2本で外します。

下矢印の箇所からドライバーを突っ込み爪を押し込みつつ、もう一つのドライバーで右に引き出します。

爪を止めている部分は薄いプラスチックなので、壊さないように慎重に。

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外蓋付け根、洗濯槽上部の汚れ

外蓋が嵌っていた個所の根本が丸見えになったので、拭き掃除します。
蓋を開け閉めするときに目に入るので、汚れが気になる箇所です。
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洗濯槽上部の入り組んだ箇所はこの形のブラシを使いました。
毛足が眺めで幅が狭いため、ちょうどよかったです。

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外蓋ロック部分の汚れ

外蓋を外さなくても清掃できる箇所ですが、汚れが目についたので同じブラシで掃除します。

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内蓋付け根の清掃

蓋の付け根は洗剤とほこりが一体になってがこびりついていました。
ここも水に濡らしたブラシでこすり落としできれいにします。

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内蓋・外蓋の清掃

最初は内蓋を取り外さずに掃除していたのですが、ゴムパッキンの隙間や蓋のロック部にゴミが入り込んでいたので落としきれなかったのです。

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取り外したおかげで丸洗いできて、すっきりきれいになりました。

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このモデルの外蓋にはスイッチやLEDなどの電子部品はないので、外蓋も丸洗いが可能だと思います。
今回はそこまで汚れがひどくなかったので、ブラシと雑巾で拭き掃除程度で済ませました。

 

蓋の取り付け

内蓋は取り外した逆の手順で簡単に取り付けられます。

 

外蓋はばねを最初に取り付ける必要があります。
矢印の奥に穴があるのでばねの向きを間違えないようにひっかけます。

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外蓋の左側にばねをひっかける穴があるので、そこにひっかけます。
外蓋の右側の軸を最初に位置合わせしておくとばねを取り付けやすいかもです。

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ここまでくれば、あとは軸をセットし元通りです。

 

完了

細かい溝の汚れまできれいに掃除できて、気持ちよく使える状態になりました。

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汚れ落としにあまり時間がかからなかったので、道具の準備含めて全体で一時間ぐらいの作業でしたでしょうか。
今日もお疲れさまでした。